小金沢シオジの森で、初めてニホンカモシカを見かけたのは、2016年のことであった。 見つけたというより、出会ったという感じだ。 ニホンカモシカは、私たち人間が近づいても、ニホンシカのように逃げ出すことはない。そのうえ襲う …
続きを読む小金沢シオジの森で、ミツバツツジが咲き誇るのは、早ければ3月下旬、遅くとも4月中旬だ。多くの樹木がようやく芽吹くころ、馬酔木を追うがごとくに、紅紫色の花をつける。ほかには目立つ花など見られない山地だけに、たいそう華やいで …
続きを読むシオジは、毎年秋になるとたくさんの実を落とす。 形は、実が一つしかない小ぶりのサヤエンドウといったふうである。しかし、さやの中に収められた実がしっかりさえしていれば、シオジの実としては立派なものだ。これらが、翌年の梅雨 …
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