6月5日(土)シオジ森の学校・第2回講座「シオジの間伐をしよう」が開催されました。平成11年に山梨県が植栽したシオジ林において間伐体験を行いました。富士東部林務環境部県有林課高森リーダー、中野主査を講師に迎え間伐の意義と方法について指導を受けた後作業に入りました。このシオジ林は昨年からシカなどによる樹皮の食害が目立つようになり、今年も7割から8割ほどのシオジが被害に遭っていました。間伐は樹皮が幹一周丸ごと食べられているものや周囲のシオジに比べ極端に細いものを間伐しました。
参加した3家族と一般参加の皆さんは県有林課が用意したヘルメット、ノコギリを使用し家族ごとに作業を行いました。普段ノコギリで木を切る経験などほとんどない子ども達でしたが、1時間の中で少しずつ作業に慣れていきました。
午前中で間伐作業を終え、午後はシオジの森遊歩道を歩いて森の観察を行いました。天候には恵まれませんでしたが、林内に立ちこめる霧の中を「幻想的だ」といいながら植物観察や虫を見つけながら2時間の散策を楽しみました。昨年秋の「キシャヤスデ」の観察会に参加した子どもは遊歩道沿いにヤスデを見つけて手のひらに乗せて雌雄を見分けたり大きさを比べたりしていました。