今年は、8年に一度の、キシャヤスデ大発生の年。
講師は、昭和大学の萩原康夫先生。先生は、10月18日の観察会以前にも、度々足を運び、大量発生するであろう場所をチェックし、参加者の皆さんを、大峠で待ち受けていました。前日までの雨も上がり、絶好の観察日和となりました。
参加申込者は、8家族22名でしたが、当日の参加者は、講師・スタッフも含め20名。今年は、コロナ禍のため、家族単位での観察会となりました。さて、毎年のことながら、萩原先生が、観察に必要な資材を一切用意してくださり、それぞれ家族ごとに受け取っての、観察会の始まりです。
大峠のゲートを越えたところで、今年のお目当てのキシャヤスデの大量発生現場に、遭遇。ここで、虫の姿を確認。雌雄の区別の仕方についても教わりました。
小金沢シオジの森駐車場で、森の入り口から間もなくの、第一チェックポイントに向かい調査開始です。このポイントで、家族ごとに任意に選んだ、50cm四方範囲に見つかるキシャヤスデを、まずはバットに集めます。次に、集めたヤスデの雄と雌に分け、その数を数え、集計用紙に記録します。これを、チエックポイントごとに、それぞれの家族が、三カ所で実施し、集計用紙にまとめます。
最後の調査ポイントは、駐車場周辺。ここが、今回の観察会では、ここがもっとも大量の発生地点。なんと、一調査で、軽く100匹を越すほど。このころには、手袋をはめ、恐る恐るつまんでいたヤスデも、いつの間にか素手でつかむ顔がたくさん見られました。、
この調査結果は、参加した小学生の皆さんにもわかるように、後日萩原先生が、詳しい分析も踏まえ、伝えてくださることになっています。 参加の皆さん、お疲れ様でした。