2019年5月11日(土)、「鳥のさえずりを聴く会」を開催しました。天候に恵まれ、予定通り午前8時から12時まで約4時間の探鳥会を実施しました。
大峠では朝食を取りながら参加者の懇親を深め、またヒガラの囀りを聴きました。朝食後、「森の学校」で購入した「野山の野鳥」図鑑を貸与し、今日の観察目的の野鳥の紹介をしました。
雁ヶ腹摺山登山道を少し入った水場(御硯水)では、オオルリ、ウソ、の囀りを聴きました。その後、大峠からシオジの森へ延びる登山道に移動し花崗岩が露出する沢でコマドリ、ゴジュウカラを確認し、午前10時30分シオジの森に入り、遊歩道に沿って歩きながらミソサザイの囀りをよく聴きました。
「シオジの森」は昨年以上に土砂の流失が進み倒木が目立ちました。また、林内のシオジ以外の樹木の幹が鹿による食害が散見されました。
参加者は探鳥会の経験が少ない方々が多く、野鳥の種類の多さに驚き、また、子どもの引率でこられた保護者の方は、鹿の食害、藪枯れの結果引き起こされた山の現状を憂いていました。