6月28日(土)、「サンショウウオを見つけよう」が開催されました。
から梅雨の影響か、石小屋沢の水量は少なめで、小学校低学年の子どもたちでも安心して入れる水かさでした。
講師の阿部先生からは、サンショウウオ全般やハコネサンショウウオについての詳しい解説と、捕まえ方のレクチャーがありました。その後、さっそく家族ごとに沢へ入って観察を始めました。
活動開始から15分ほどで、最初のサンショウウオが捕獲され、参加者全員で実物を観察しました。一昨年に見つかったものと比べるとやや小型で、阿部先生によると、昨年生まれたばかりの子どものサンショウウオとのことでした。
その後も体長3センチほどの小さなサンショウウオが次々と見つかり、10時半に始まった活動は11時半ごろに一度休憩に入りました。沢沿いの平坦な場所で昼食をとり、時点で計15匹を確認しました。
「まだ見つけたい!」という子どもたちの声に応えて、午後も引き続き活動を行い、12時過ぎからさらに約50分間、沢に入って観察を続けました。後半には体長8.5センチの大型個体も見つかり、参加者たちは大きさや形を比べながら大いに盛り上がりました。
川底の小石を一つひとつ丁寧にどけていく地道な作業でしたが、子どもも大人も夢中になって取り組み、時間を忘れるほどでした。最終的には25匹ものサンショウウオを観察することができました。
最後に阿部先生から、「サンショウウオがこれからも住み続けられるような自然を守っていくことの大切さ」についてお話をいただき、自然環境への理解と関心を深める機会となりました。