朝からよく晴れて、厳しい暑さが予想されました。今回はスタッフと併せて7名の参加で、観察したり、説明したりするにはちょうどよい人数でした。
湯の沢峠入口で簡単に始めの会をして出発。気持ちの良い湯の沢沿いの登山道を登りました。コマドリやミソサザイ、キビタキなどのさえずりがよく聞こえ、木陰の道は涼しいが、熱中症対策でこまめに水分補給をしながら登りました。
ほぼ予定通りに湯の沢峠に到着。ここからは快適な尾根歩きです。まず湯の沢峠の鹿防護ネット内のお花畑を通りましたが、ここは鹿の食害で花はほとんど見られませんでした。大蔵高丸の登りでは枯れていたスズタケに葉がでていました。笹が復活しつつあるなら、嬉しいことです。大蔵高丸では少し雲がかかっていましたが、富士山を見ることができました。また、大月、都留方面も眺められました。
大蔵高丸から、15分ほどで立派な鹿防護柵に囲まれたお花畑に到着。柵内はさまざまな花がいろとりどりに咲き乱れていました。オオバギボウシ、チダケサシ、キリンソウ、シモツケソウなど、花の説明や丈の低い草しかない鹿柵外との違いなどを見てもらいました。
ハマイバ丸に向かう途中、小鹿に遭遇。かわいいが、1年で成獣となり仔を生むので、鹿が増えて困ること、登山道も鹿の食べない植物に占有されていること、鹿の皮はぎで樹木が枯れることなど、鹿の害について、いろいろ見てもらいました。
ハマイバ丸の少し先で昼食。昼食後帰路につき、予定よりも少し早めに登山口に到着できました。